環境学習出前講座 -香川県環境学習応援団-

令和7年8月5日(火)、長尾放課後児童クラブにて、4年生27名を対象に環境学習出前講座を実施した。協会オリジナルワークシート「かんさつノート」を用い、約1時間にわたり水の循環や浄化のしくみについて学んだ。講座の前半では座学を行い、水がどこから来てどこへ行くのか、使った水が下水処理場や浄化槽でどのようにきれいになるのかについて説明した。さらに、水をきれいにする微生物の働きや、汚れた水を浄化するしくみについて学んだ。後半の実験では、ペットボトルを使ってトイレットペーパーとティッシュペーパーの溶け方を比較し、紙の性質の違いを観察した。続いて、ペットボトルで作成した簡易ろ過装置を用い、溶かしたトイレットペーパー入りの水をろ過し、水の変化を観察。児童たちはろ過の様子をスケッチし、気づいたことを発表した。さらに、泥水の沈殿実験に加え、泡立った水に消泡剤を加えて泡を消す実演も行い、水を処理するさまざまな方法について学んだ。児童たちは、水の大切さや、生活の中で水をなるべく汚さない工夫について考える機会となり、今後の学習や生活に活かす意識を高めることができた。この環境学習出前講座は、香川県環境森林部環境政策課が運営する「香川県環境学習応援団」の登録プログラムとして、長尾放課後児童クラブの依頼により実施されたものである。