JICA研修員への環境学習事例紹介を実施 ~アフリカ諸国の研修員が水環境教育を学ぶ~

令和8年2月3日(火)、当協会大会議室にてアフリカ諸国のJICA研修員13名に対し、当協会が実施している市民向け水環境教育の説明を行った。これは、特定非営利活動法人ひろしまNPOセンターより当協会のホームページに掲載されている小学生等への教育事例を紹介してほしいとの依頼を受け実施したものである。地域における水資源管理や水道事業の取り組みを学び、自国の課題解決に向けた意識向上を図る研修の一環として、今回の説明を実施した。初めにお互いの自己紹介を行った後、実際の小学校で実施している授業内容について説明を行った。その後の質疑応答では、専門的な視点から多くの質問が寄せられた。紫外線を用いた高度な消毒手法といった技術的な問いから、「教材で使用した写真の汚れた川には魚が住んでいるのか」といった身近な水環境への関心、さらには浄化槽や工場の排水基準を超過した場合の法的措置や行政対応に至るまで、多岐にわたる議論が交わされた。続いて、普段子供たちが体験している水質実験の実習を行った。少量のジュースやケチャップを混ぜた水を使い、簡易水質検査キットを用いた水質測定を体験していただいた。休憩時間には、会場内に展示していた実際の環境学習で使用している実験器具を自由に見学していただいた。中でも、浄化槽の仕組みがわかるミニモデルが注目を集め、研修員が熱心に説明を聞いていた。最後に学習のまとめとして英語で作成した紙芝居を披露し、研修は終了となった。その後、協会内の水質検査室を見学し、測定機器や分析手法についての解説を熱心に聞いていた。今回の研修を通じて、国による環境基準や文化の違いを改めて認識し、当協会にとっても国際的な視点から水環境を考える貴重な学びの機会となった。